鎌倉婦人子供会館でマクロビオティック料理教室の助手をさせて頂きました。
今回のテーマは”洋風料理をつくろう”ということで、スープ、メインにサラダとデザートと盛りだくさんです。
玄米菜食と聞くと、何となく色が茶色のおばあちゃんの食事…をイメージされる方も多いと思いますが
瀧本先生の料理はいつも色が美しいのです。
本来、マクロビオティックは陰陽、五行をベースに考えます。五行には四季や色も対応しており色がバランスよく入っていることも大切だと感じています。何より、美味しそう!という見た目の印象は満足感を与えてくれます。そして、食べたい!と思う気持ちは身体に消化吸収の準備をする為にも大切なことです。
これからの季節は春から夏に向かっていく時。五行で考えると、”木”のエネルギーから”火”のエネルギーに移行していくときです。季節の変わり目でもあるので体調も崩しやすいです。
気候も一気に暑くなってきて、出来るだけ身体に余分な熱をためない為にも、冬に比べて調理時間(火を通す)を短くします。つまり、野菜等の切り方もより細かくすることで短時間で火が通ります。
今回のサラダは細かくみじん切りにした野菜とキヌアという穀物のサラダ。さっぱりとしていますが穀物が入っているので栄養価は高くバランスが良いのです。
基本的に全粒の穀物(白米ではなく玄米)をお勧めしますが、体調や季節によって玄米が重たく食べづらく感じることがあります。夏は特にそう感じやすいですね。
そんなときは、サラダやおかずに雑穀(今回はキヌア)を入れると食事全体のバランスがよくなります。